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スイス・ドイツ・オーストリア周遊、通信の壁は二回来る

3か国周遊ツアーでスイスに入るとき、出るとき。制度の外側にある国を挟む行程で通信をどう準備するかを解説します。

読了 1 分 執筆: Europe eSIM Team
スイス・ドイツ・オーストリア周遊、通信の壁は二回来る

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スイス・ドイツ・オーストリアの3か国周遊で気をつけるべきなのは、スイスが他の二国とは制度上まったく別の枠にいることである。 ドイツからスイスへ入るときと、スイスからオーストリアへ抜けるときの二回、通信の条件が切り替わる。単一国の鉄道旅とは違い、行程の途中で二度の壁があるのがこの組み合わせの特徴だ。

スイスはEUの制度の外にある

ドイツとオーストリアはEU加盟国だが、スイスは加盟していない。ヨーロッパの旅行情報でよく出てくる「域内ローミング無料」の枠組みは、そもそもEU/EEAの事業者と契約している人向けの制度で、日本の携帯会社と契約している旅行者には最初から適用されない。つまり日本から行く場合、三か国はどれも「海外」であり、違いは制度ではなくプランのカバー範囲に現れる。ここが混同されやすい点で、ヨーロッパ用のプランを買っても、スイスが対象に入っているかどうかは別問題になる。

壁が来るのは行程のどこか

行程起きること事前の対処
ドイツ国内の移動接続は安定通常どおり
ドイツ→スイス入国接続先が切り替わる対象国か確認しておく
スイス国内の山岳区間谷や隧道で圏外になる地図を事前保存
スイス→オーストリアもう一度切り替わる機内モードで再接続
オーストリア国内接続は安定通常どおり

切り替え自体は端末が自動で行うが、数分かかることがある。国境を越えた直後に通信が戻らないときは、機内モードを一度オンにして戻すだけで解決する場合が多い。焦って設定を触り回すより、この操作を先に試すほうが早い。

山岳区間は国境より手強い

スイス区間で通信が途切れる原因は、実際には国境よりも地形であることが多い。谷底の集落、長いトンネル、ロープウェイの中腹といった場所では、どの回線を使っていても電波が届かない。景色のいい区間ほど圏外になりやすいというのは、鉄道旅の経験者ならよく知っていることだ。対策は通信プランの選択ではなく、地図と乗車情報を出発前に端末へ保存しておくことに尽きる。鉄道中心の行程についてはスイス鉄道旅行の記事で詳しく扱っている。

3か国が一つのプランに収まるかを先に見る

この行程で本当に確認すべきなのは容量ではなく、対象国である。三か国すべてが一つのプランでカバーされていれば、国境ごとに買い直す必要はなくなり、切り替えは端末側の処理だけで済む。逆にどれか一国が外れていれば、その区間だけ別の手当てが要る。対応している国と日数の組み合わせは料金ページにまとまっているので、自分のツアー日程の訪問国を照らし合わせてから決めるのが確実だ。

ツアー日程ならではの準備

  • 集合時刻と宿の住所は端末に保存しておく。 圏外の区間で確認できなくなるのを防げる。
  • 出発前に日本で設定を済ませる。 到着後の空港は回線が混みやすい。
  • 端末側の手順を確認しておく。 iPhoneの設定ガイドに対応機種と操作をまとめている。
  • うまく繋がらないときの対処。 よくある質問に接続できない場合の確認順を載せている。

3か国周遊は移動距離のわりに国境が多い行程である。壁が二回来ることを知っていれば、圏外の数分は不具合ではなく想定内の出来事になる。

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