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スイス鉄道旅行、EUローミング対象外の理由

スイスはシェンゲン加盟国だがEUローミング対象外。氷河特急やゴールデンパスで使うデータ通信の準備方法。

読了 1 分 執筆: Europe eSIM Team
スイス鉄道旅行、EUローミング対象外の理由

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チューリッヒ空港に到着し、氷河特急やゴールデンパスラインに乗り込んだ瞬間、フランスやドイツでは使えたはずのEUローミングがスイスでは効かないことに気づく——これがスイス鉄道旅行でもっとも見落とされがちな落とし穴だ。 スイスはシェンゲン協定に加盟しており、国境で入国審査を受けることはないが、EUにもEEA(欧州経済領域)にも加盟していない。パスポート審査の話とデータ通信の話は、まったく別の制度なのだ。

シェンゲンとEUローミングは別物

「シェンゲン圏だから同じEU圏内」と考えるのは自然だが、通信会社の契約はシェンゲンではなくEU・EEA加盟を基準にしている。フランスからスイスへ列車で入るとき、パスポートは見せなくても、電話は現地のローミングパートナー網につながる。ここがEUローミングの対象国リストから外れているため、多くの海外SIMやeSIMプランが「ヨーロッパ全域」とうたいながら、実際にはスイスを含んでいないケースがある。

車窓の絶景こそデータ通信が要る場面

氷河特急でのアルプス越え、ゴールデンパスラインでのルツェルン湖からモントルーへの区間は、乗車中にこそ地図で現在地を確認したり、乗り換え駅の時刻を調べたり、車窓の景色を家族に送りたくなる時間帯だ。駅のWi-Fiは限られ、山岳地帯ではトンネル区間も多い。データ通信が切れていると、乗り換えの不安がそのまま旅の記憶になってしまう。

場面通常のローミング契約スイス対応のeSIM
駅での乗り換え確認現地パートナー網、料金は契約次第到着後すぐ利用可能
車窓からの写真共有高額になる可能性事前購入分の範囲内
ホテル・レストラン検索Wi-Fiに依存山間部でも利用可能
フランス・ドイツとの往復国ごとに状況が変わる同じプランのまま

出発前の準備

  • 自宅のWi-Fiでeプロファイルを事前に設定する。 設定自体にインターネット接続が必要なので、空港や列車内ではなく出発前に済ませておく。
  • 端末がeSIM対応か確認する。 iPhone XS以降やGalaxy S20以降の多くが対応しているが、購入前に必ず確認したい。iPhone向けの設定ガイドで手順を確認できる。
  • プランの対象国リストにスイスが含まれているか個別に確認する。 「ヨーロッパ周遊」という名称だけで判断しない。
  • 日本の回線は通話・SMS専用にし、データ通信はオフにしておく。 二段階認証のSMSなどは引き続き受信できる。
  • 山岳区間ではオフライン地図も併用する。 トンネルや谷間で電波が弱まる区間があるため。

どれくらいのデータ量が必要か

鉄道旅行では、乗り換え確認と写真・動画の共有が中心になる。地図アプリを使い続けたり、車内で動画を視聴したりする場合は、想定より多めに見積もっておくと安心だ。日数と使い方に応じたデータ量は料金ページで確認できる。

設定でつまずいたら

初めてeSIMを使う場合、プロファイルが一度で読み込まれないこともある。よくある質問では、その場合の対処法や、国境を越えた後に残量を確認する方法をまとめている。

スイスの車窓は変わらず美しい。変わるのは通信の準備だけで、それは出発前の数分で終わらせられる。

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